時短勤務でも「仕事から離れられない」理由と、職場でできる工夫

先日、noteにこんな文章を書きました。

16時以降、仕事のことを「考えない」1週間をやってみた

北欧式の働き方を真似して、
1週間「16時以降は、仕事のことをなるべく考えない」と決めて過ごしてみた話です。

今日はその続きとして、
働く人が仕事から「離れる」ために、職場やチームにできることを考えてみます。

私は今、linkmuで子育て中のママたちとチームを組んで仕事をしています。
チームをまとめる立場として感じたことも、あわせてお伝えします。

目次

時短勤務で早く帰っても、頭は仕事のまま

16時で仕事を切り上げるのは、私にとって初めてのことではありません。

会社員時代も、16時までの時短勤務で働いていたことがありました。

でも振り返ると、
16時に仕事を「終える」ことはできても、
仕事から「離れる」ことは、できていなかったのだと思います。

帰り道に、メールの返信が気になる。
夕ご飯のあとに、ついパソコンを開いてしまう。

体は家にいても、頭は仕事のまま。

すると、子どもの宿題をゆっくり見てあげられなかったり、
話しかけられても、どこか上の空になってしまったりします。

「終える」と「離れる」は違う

今回の1週間で、私がやったことはシンプルです。

  • 仕事を切り上げたら、LINE以外のスマホ通知はオフ
  • 気になることは手帳に書いて、明日のタスクにする
  • 「今日のことは今日やりたい」と思っても、しない

すると、夕方以降の気持ちが、すっきり穏やかになりました。

子どもの習い事の練習に付き合えたり、
少しだけ読書ができたり。

同じ16時に仕事を終えていても、
仕事から頭が離れているかどうかで、夕方の過ごし方がまったく変わるのだと実感しました。

(正直に言うと、17時になった日も、仕事で21時まで外にいた日もありました。それでも、「線を引こう」と意識するだけで、ずいぶん違いました。)

終わりの時間を決めると、仕事の進め方も変わる

もうひとつの発見は、仕事そのものの進め方が変わったことです。

「短時間で終える!」と決めて働いてみると、

  • タスクを小さく刻んで考えられる
  • 優先順位を決められる
  • すぱっとやめられる

ようになりました。

終わりの時間が決まっていると、
「これは今日やる」「これは明日でいい」を、自然と選ぶようになります。

長く働くことではなく、
短い時間の中で成果を出す。

そのための工夫は、まだまだできることがあると感じています。

勤務時間外の通知や連絡が、休息を妨げる

ただ、仕事から離れようと思っても、
本人の意識だけではどうにもならないこともあります。

そのひとつが、勤務時間外の通知や連絡です。

夜にチャットの通知がひとつ来るだけで、
頭は一気に仕事に戻ってしまいます。

特に時短勤務や育休明けの人は、
「早く帰っている分、すぐに返さなきゃ」
「返信が遅いと思われたくない」
と感じやすく、夜でも通知を気にしてしまいがちです。

送る側は「明日見てくれればいい」と思っていても、
受け取る側には、その気持ちまでは伝わっていない
ことが多いのです。

仕事から離れられるチームをつくるために

チームをまとめる立場として、私が大切にしていきたいと思っていることです。

1. 「急ぎでなければ、返信は翌日でいい」と言葉にする

送る側が気にしていなくても、言葉にしないと伝わりません。

「夜や休みの日の連絡は、急ぎでなければ翌日の返信で大丈夫」と、
チームのルールとしてはっきり伝えておくだけで、受け取る側はぐっとラクになります。

2. 時間外の連絡は、予約送信を使う

思いついた時に送りたい気持ちはわかります。

でも、メールやチャットの予約送信を使えば、
自分は忘れないうちに書けて、相手には勤務時間内に届けられます。

3. 「明日やること」を書き出して終わる

気になることは、その日のうちに書き出して、明日のタスクにする。

私が手帳でやっていることですが、
チームで「終わる前に明日やることを共有する」習慣にすると、
引き継ぎもスムーズになり、気持ちよく仕事を終えられます。

4. それぞれの「終わりの時間」を共有する

子育て中のメンバーは、人によって働ける時間が違います。

お互いの終わりの時間を知っておくと、
「この時間以降は連絡しないでおこう」と、自然に配慮し合えるようになります。

どれも、特別な制度やツールがなくても、明日から始められることです。

短い時間で成果を出す働き方は、子育て中の人だけの話ではない

勤務時間が終わったら、仕事から離れる。

これは、子育て中の人のためだけの話ではありません。

しっかり休めた人は、次の日また集中して働けます。
終わりの時間を意識すると、仕事の優先順位もはっきりします。

結果として、チーム全体が
「長く働く」ではなく「短い時間で成果を出す」方向に変わっていくのだと思います。

ライフイベントがあっても、働き続けられる。
その土台には、仕事から安心して離れられる時間があるのだと思います。

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