ミスを報告しやすいチームをつくるには?子育て中のメンバーと働く中で大切にしていること

先日、noteにこんな文章を書きました。

「ちゃんとできない自分」を責めてしまう、働くお母さんへ

仕事でミスをした時、「私はダメだ」と自分を責めてしまう。
でも、仕事の価値=自分の価値ではない、という話です。

今日はその続きとして、
ミスをした人に、職場やチームはどう関わればいいのかを書いてみます。

私は今、linkmuで子育て中のママたちとチームを組んで仕事をしています。
案件をまとめる立場として、日々気をつけていることもあわせてお伝えします。

目次

ミスをした人は、周りが思う以上に自分を責めている

仕事をしていると、誰にでもミスはあります。

ひぃぃと背筋が凍るようなこともあれば、
「あの時こうしていれば」と後悔することもある。

多くの人は、ミスをした時点で、
もう十分に「やってしまった」と感じています。

そして真面目な人ほど、
ミスを「起きたこと」としてではなく、
「やっぱり私はダメなんだ」と、自分の価値の問題として受け止めてしまいがちです。

時短勤務・育休明けの人が、特にそう感じやすい理由

この傾向は、時短勤務や育休明けの人に強く出やすいと感じています。

周りのみんなのように、定時まで働けない。
子どものことで、思うように集中できない日がある。

だからこそ、
「時間が短いぶん、ミスはしたくない」
「迷惑をかけたくない」
「やっぱり子育て中だから、と思われたくない」
と、毎日がんばっています。

そんな中でのミスは、ひとつでも
「やっぱり私はちゃんとできていない」という証拠のように感じてしまいます。

私自身、会社員時代に時短で働いていた頃は、まさにそうでした。

自分を責めすぎると、チームにも影響が出る

ミスをした本人が自分を責めすぎることは、
本人がつらいだけではありません。

チームや職場にとっても、こんな影響が出てきます。

  • 報告が遅れる:怒られるのが怖い、がっかりされたくない、という気持ちから、小さなミスを言い出しにくくなる
  • 挑戦しなくなる:ミスをしないことが最優先になり、新しい仕事や提案を避けるようになる
  • 抱え込む:「これ以上迷惑をかけられない」と、困っていても相談しなくなる

結果として、小さなミスが大きくなってから見つかったり、
力のある人が力を出しきれなかったりします。

最近よく聞く「心理的安全性」も、
こうした「言い出しにくさ」をなくしていこう、という考え方です。

チームをまとめる中で、私が気をつけていること

ミスを責めないことは、ミスを放っておくことではありません。

仕事の反省はしっかりする。でも、人の価値までは下げない。

linkmuでチームをまとめる中で、私はこの線引きを大切にしています。

1. 報告してくれたことに、まず「ありがとう」

ミスの報告をもらったら、対応を考える前に
まず「早めに言ってくれてありがとう」と伝えるようにしています。

「報告すると助かる」と伝わると、
次からも早く言い出しやすくなるからです。

2. 「人」ではなく「起きたこと」について話す

「なんでこうなったの?」ではなく、
「どこで確認が抜けたんだろうね」と、
出来事について一緒に考えるようにしています。

同じ振り返りでも、
責められている感覚がぐっと減ります。

3. 個人の注意ではなく、仕組みで防ぐ

「次から気をつけてね」で終わらせず、
チェックの手順を増やすなど、仕組みで防げないかを考えます。

「あなたが悪い」ではなく「チームで防ごう」という姿勢が伝わると、
メンバーも安心して次の仕事に向かえます。

4. 私自身のミスも、隠さず話す

私自身のミスも、隠さず話すようにしています。

チャットの中で「やっちまった!」と共有することもあります。

まとめる立場の人がミスを話すことで、
「ミスをしても大丈夫な場所なんだ」と感じてもらいやすくなります。

どれも、立場や規模に関係なく、明日からできることだと思っています。

「仕事の価値=自分の価値ではない」と思えるチームへ

定時まで働けなくても。
子どものことで頭がいっぱいの日があっても。
ミスをすることがあっても。

それで、その人の価値が減るわけではありません。

ミスをしても自分を責めすぎずにいられる人は、
立ち直りが早く、次の仕事にも前向きに向かえます。

そして、そう思えるかどうかは、本人の気持ちだけでなく、
チームの空気や、まとめる人の一言にも大きく左右されます。

ライフイベントがあっても、働き続けられる。
その土台には、安心してミスを報告できるチームがあるのだと思います。

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